長年騙し騙し使っているMacBookPro(Mid2012)の電源を入れると「ブーブーブー」と電子音が流れてOSが起動しなくなった。
※実際の映像はこちら↓↓↓
こんなときは大抵ハードウェア(私の経験では大抵メモリ周りがおかしい)のエラーとなっているだけなので、部品の交換を行えば修復が可能である。
復旧できなくなったからと「ジャンク扱いでヤフオ○」なんぞに出品してしまうと、私のようなパソコン大好きおじさんに美味しい想いをさせるだけなので注意が必要だ。
ビープ音の種類でエラーの推測は可能
実は、ビープ音はその鳴る回数によって、故障箇所を伝えてくれている。具体的には以下のようになる。
・5秒ごとに1回繰り返し鳴る: そもそもRAM(メモリ)が刺さっていない。
・3回連続で鳴り5秒休むを繰り返す: RAMの故障/取付け不備
公式参考情報: https://support.apple.com/ja-jp/HT202768
ビープ音自体はShift+Control+Optionを押しながら電源ボタンを押すことで停止できるが、このまま再起動を掛けても、Command+Alt+P+Rの電源ボタン起動でPRAMクリアを掛けても、このシステムエラーは解消しないことが多い。
修理方法
で早速修理を行う。多くの場合、RAMの故障の場合は以下の原因が考えられる
- スロットの接触不良
- スロットの差し込みが甘い
- スロットに刺さっているどちらかのメモリが故障している
1の場合はホコリなどの影響が考えられる、2の場合はメモリを抜差しして起動できるか確かめよう。運が良ければコレだけで治る場合もある。
メモリの寿命はほぼ半永久的なのだが、物理的衝撃や熱、修理時の静電気によって(←この防止策として、昔は全裸になって風呂でメモリ交換しろというのが都市伝説化した)故障に至ってしまうことが多い。
3の場合はどちらか片方のメモリだけ差して起動できるか確かめてみよう(衝撃を与えたり、静電気などが走ると2枚とも故障する可能性があるので注意)
モデル(生産年)によってかなり構造が変わっているので参考にならないのですが、メモリの交換やチェックは裏蓋をあけて、写真のような箇所に顔を出しているメモリを引っ張り上げて取り出せばOKです↓↓↓
※私の場合は上側のメモリが故障しておりました(後にチェッカーでも異常を検知)
裏フタの開封は星型かプラスの精密ネジが必要なので下記のようなものをAmazonでポチりましょう。Y型の精密ビットもMacの型番によってはバッテリー交換時に必要になるので1つ持っておくと便利です↓↓
ちなみに最新型のMacはSSDもメモリもオンボード上に半田ごてされているので、こういったセルフ修理が不可能となっており、かなり批判を浴びている」….よって自分でなんでも直してしまうオジサン達がMac離れをしているそうな。オンボード直づけでボディが薄くなっているというメリットもあるみたいですが、自分で修理できないパソコンなんてマジフ●ックなのですよ!!
メモリの話
少し脱線しますが、DRAM市場は以下の三社がカテゴリリーダーとなっていて、私のMacbookProはSK HynixがApple純正で入っていたようだ。
・Samsung(韓国)
・SK Hynix(韓国)
・Micron(アメリカ)
記憶が定かでは無いのだが、自分で増設する場合は多少高くてもBUFFALO等の国産品にしているはずなので、わずか6年足らずで故障してしまうとは、、、
なにはともあれ、メモリの効果で無事にMacは修復されました。あと5年は使えるかな(笑)