7年ぐらい使っていたGショックの電池がなくなって放置していたので、交換を行いました。型番はDW-5600E、映画「スピード」でキアヌ・リーブスが身につけていた型番で今でも人気のあるモデルです。
さっそく分解する
まずは裏蓋を開封します。専用工具は特に必要ありませんが、サイズ違いのドライバーなどで無理やり組込みするとネジ山を潰してしまったり、いい事はないので精密ドライバーSETなどを用意しておくと良いでしょう。
ベルト自体を外したほうが作業がしやすいですが面倒なのでベルトを裏返し止めして作業します(固くなっている古いベルトだと切れちゃうので自己責任で)
ちなみに使用する電池はCR2016(3V)です。ダイソーなどで三菱製の電池がよく売っています(パナソニック製だとちょっと高いみたいなのでお好みで)
裏蓋を外すと防水のラバー群が現れますのでピンセットなどでセッセと剥がします。裏蓋にOリングなどが張り付いていることがあるので(本来は本体側の溝にSETするもの)無くさないように気をつけましょう。
また、組み上げる際に向きが分からなくなるので、スマホなどで作業ステップ毎に写真を撮っておくと良いです。
上の写真が基盤ごと中身を取り外した図、取り出さなくても作業できますが、表面にあるガラスの清掃もしたかったため、取り外して作業しています。
少々分かりづらいのですが、私の個体は電池前面に留め金が一本渡してありますので、こいつを取らないと電池の交換はできません。※これが慣れないとちょい難易度高めかも。
赤丸で囲った左側の金属部分が本体側の白いツメに引っかかってボタン電池を固定しているのですが、こいつを矢印の方向に押し出してツメから外してやります。※精密ドライバーの一番細いマイナスなどで作業してますが、クリアランスが激狭なので力ずくで無理やりやると壊れます。ご注意ください。
↑無事に取り外せました。
ショート〜組込み
デジタル時計で電池交換をした場合(=一度電池を外すと)そもままでは通電しないようになっているらしく、上の写真のように上側の丸(ボタン電池の側の+極)と、本体基盤側の端子(ちょっと盛り上がっている金色の部分)をショートさせてリセットする必要があります。
銅線とかで本来やるべきなのですが、面倒なので精密ドライバーとかのピンセットでやってしまえば良いでしょう。サイズ的にピッタリなので。
※ちなみにプロは故障防止でプラスチック製のピンセットを使っているので、この方法は素人扱いされて、かなり怒られます。ごめんなさい。
蓋を閉める前にちゃんと液晶画面が復活しているか確認します。表示されていない場合はショートがきちんとされていないだけなので、何回か試してみてください。大丈夫そうですね。
あとは元通りに組んで完成です。プールでも海でも山でもジャボジャボ使えるGショックは本当に重宝します。やっぱこの飾らないスタンダードな型番が一番好きだなぁ。
作業時に使ったもの
・交換用電池 : CR2016(3V) ※100円均一で売ってます。
・精密ドライバーフルセット
※PCの分解・修理・メモリ交換作業時などに使う特殊工具も一式SETになってて超便利!!
ご自身で行う場合は以後、CASIOのサポートが受けられなくなりますが、街の電気屋さんで電池交換を行うと、Gショックはちょっと高く取られますので(←やっぱ面倒らしい)、分解に慣れている方は自身で挑戦して見てください。作業は明るい場所・広い作業台で!!
それではまた。