本記事は前回の記事[ MacBook Pro 15-inch,Mid 2010 が勝手に落ちて再起動を繰り返す不具合について ]の続きとなります。
Appleの不具合によってリコール対象になった上記機種が、保証期間が切れってしまった際には、ロジックボード上のコンデンサを外して別コンデンサをハンダ付けする必要があるのですが、システム設定で回避してしまおう!と言うご紹介です。
概要
MacBookPro(15-inch,Mid 2010)のカーネルパニックを直す方法は主に3つある。
①gfxCardStatusを使用しGPUをIntel HD Graphicsに制限する。
②プログラムソースを書き換え、GeForce GT 330Mに制限をかける。
③マザーボード上のコンデンサを取り替える。
③→②→①の順番で良い回避方法となっており、比例して面倒くさい度も③→②→①となっています。
①のgfxCardStatusを使う方法は再起動したりスリーブから復活すると設定が戻っていたりと、結構ストレスになるのである程度快適に使うなら③か②しか残された道はないと思います。
プログラムのダウンロード
それでは早速②の方法のご紹介です。
書き換えプログラムについてはGithub上で
Julian Poidevin
さんが公開してくださっています。
・リンク:MBPMid2010_GPUFix
以前はソースコードの公開のみで、自分で書き換えを行わなければならず、比較的難易度が高めだったのですが、アプリケーション(ポチッと押すだけ)をいつの間にか開発してしてくださっていた様です(神すぎるやろ!!!)
ページ下部にある MBPMid2010-GPU-Fix-0.6.1.zip がそれにあたりますのでDLします。解凍し実行すれば悪夢のように続いていたカーネルパニックの地獄から開放されました。
※MBPMid2010-GPU-Fixを実行するにはSIP(システム保護)を一度解除し、書き換える必要があります
※また、本プログラムはPRAMリセットを行うと書き換えられてしまうようですのでPRAMリセットは基本的に行わないでください。どうしても必要な場合は再設定をお願いします。
システム保護解除の仕方は「MACでSIP(システム整合性保護/System Integrity Protection)を無効化する」の記事を参考にしてください。
GeForce GT 330Mの性能をセーブしていますので最大限のパフォーマンスを発揮することはできませんが、落ちるよりはマシですし、オンボードのIntel HD Graphicsを常時使うよりは遥かに性能は良さようです。
まだまだ使うぞ2011年MacBook!!!!