ドライブレコーダーをホンダカーズでお願いしようと思ったら、ちょうどヤフオクで純正品のドライブレコーダー(型落ちだけど)が激安で手に入ったので自分で取り付けを行いました。
興味のある方は参考にしてください。
純正取扱説明書について
オークションでは付属していなかったが、大抵メーカーからPDFが手に入る。型落ちしてくると突如ページを消されたりもするので保存しておくと良い。
https://www.honda.co.jp/manual-access/driverecorder/index.html
今回購入したのは 品番:08e30-e7x から始まるものでナビ連動無、駐車時録画無という一番シンプルなものだ。まぁ今まで何も付いてなかったから無いよりは全然いい。
純正品はサードパーティ製に比べると性能が何年か遅れてる悲しきスペックなのだけれど、なんとなく安心感がある(謎理論:笑)
用意しておくもの
用意しておくのは以下。
・ドライブレコーダー 一式
・ヒューズ(低背ヒューズ20A): 200円ぐらい
・電源取得用カプラー: 1500円ぐらい
・ギボシ端子(オス): 200円ぐらい
・内張りはがし用 ヘラ: 500円ぐらい
作業工程
まずは正式にドライブレコーダーをフロントガラスに貼り付ける前に動作確認を行います。通電しなかったらまた取り外す必要があり二度手間になるためです。
電源はシガーライターではなくヒューズボックスから取得します。その方がスッキリして綺麗に収まります。
また電源はヒューズから配線を噛まして取得するのではなく、余っているヒューズボックスのソケットが1つあるかと思いますのでそちらを使います。ヒューズ電源は広く浸透しており分配器が量販店でも売られているのですが、知人の電装系のプロに話を聞くと、トラブル回避の為に、純正配線(ナビの後ろとかシガーライターソケットの裏側に太い線が纏まっているらしい)から分岐して取り出すのが基本とも聞いていますので、できればヒューズ電源は避けましょう。
作業1.通電を確認する
ヒューズボックスは周りにあるプラスチック性のカバーを外さずとも、下から覗き込めば確認できるのですが、プラス極とは別に、アースを取らなければ機械が作動しません。
ヴェゼルの場合ちょうど運転席下右側、給油口のオープナーレバーと、ボンネットオープナーのレバーを支えている土台に、金属むき出しの留め具がありますので、その部分にアースを取ると良いでしょう。なので一旦内張りはがし用のヘラなどでカバーをとってしまいます。
覗き込んだところ↓↓
上の写真の右上(青丸)に下記のようなカプラーを差し込みます。左下の位置には20アンペアのヒューズを差し込んでおきます。ヴェゼルは「低背」タイプのヒューズです。
ドラレコ側の赤線はプラス極なので(ACC電源へ)。もう一本の先は常時電源(+B電源へ)。黒線は前記した車体側のアースへつなぎましょう。
エンジンを掛けると↓↓
無事通電が確認できました。なぜACCから電源を取っているのにも関わらず、常時電源(+B電源へ)も使うのか?という疑問が生まれますが、これはドラレコの設定(時間や記録方式)などを記録しておく為だそう。常時電源はナビや盗難防止装置などにも使われているものです。
電源の違いについてはコチラにメモを残していますので参考にしてください。
常時電源を取りすぎるとバッテリーあがりの原因になりますので、こういった機器はACCから取ることが多いです。
作業2.ドラレコを設置する
通電が確認できたので一度エンジンを切り、ドラレコ設置>>配線の処理作業に移ります。
ドライブレコーダーの取り付け位置は実は法律で決められており、詳細は各自確認して頂きたいのですが、端的に話すと「フロントガラスの上から20%以内で、視界を妨げない場所」です。
ヴェゼルの場合はフロントガラスが縦80cmほどありましたので下から64cmより上部に付けなければなりません、運転席側につけると視界が遮ぎられるので助士席側、更に上過ぎない(純正フロントガラスには日差しよけのシェード=色付けがされている為)場所に設置すると良いでしょう。
両面テープでドラレコを設置したら配線の処理に入ります、ホンダセンシング(衝突安全装置のセンサー)が中央にあるので避けるように配線を天井ルーフ裏に押し込んでいきます。指でひっかけると隙間が数ミリあくのでひたすら押し込むだけです。
ぐいぐいっと、優しく行いましょう。
サイドピラーまで来たら、本来ここを外して配線を処理していくのですが、実はそのままでもグイグイ隙間から押し込むことができます(ヴェゼルの場合、サイドピラーにエアバッグが入っており、衝撃で作動してしまうとかなり面倒い)
ちょっと持ち上げて押し込んでやると入っていきますので。そのまま一気に運転席下のヒューズまで下っていって構いません。
下まで来たら通電確認したときと同じように配線をギボシ端子でつなぎこみ、余った配線を処理します。純正の配線が長すぎて、こんな太くて余った配線・・・どうすりゃええの。と思いましたが結局カバーの裏に押し込みました。本当は切ちゃったほうがいいんだろうなぁ。
何はともあれ以上で完成です。エンジンを掛けたら無事動作が確認できました。作業時間は30分ほどですのでなれていなくても1時間ほどあれば可能かと。次は後ろも付けたいと思います!!
その他1.耐熱SDカードについて
SDカードについては純正容量が8GBしかなかったので、Amazonで購入していたものを付けました。SanDiskを使っていて悪い症状に出会ったことがないので今回もSanDisk製に。耐熱温度は-25°〜85°です。ドライブレコーダーは高温になりやすいので信頼のできるメーカー品をお薦めします。
SDカードは購入後フォーマットが必要ですので、各自パソコンなどで行ってあげましょう。MacBookの場合は過去に記事を書いています。
なぜかホンダの純正ドラレコが64GBのMicroSDをexFAT形式でフォーマットしたら読み込まず、エラーとなったのでMS-DOS(FAT)形式でフォーマット/マスター・ブート・レコードでフォーマットし、無事認識されました。
容量もドラレコもバッチリですが、この設備が役に立つ日が来ない事を祈りましょう・・・・
その他2.作業に用いた工具・部品
作業に用いた部品もまとめておきました、参考程度にどうぞ。