食料品を除く、ほぼすべての商品・サービスに関して、2019年10月より消費税が10%になりますね。普段のお買い物は勿論ですが、10万円を超えるような買い物だと結構な額になってきます。。10万円で1万円の消費税・・・100万円で10万円の消費税ですよ・・・高っ!!!

そんなわけで今日は少し税金についてお話を。

[Sponsored Link]





日本の消費税導入から税率UPの変遷

消費税がはじめて導入されたのは1989年。税率は3%からスタートしました。私がちょうど小学校低学年のときです。母親や周りの大人たちが嘆いていたのを子供ながらなんとなく覚えています。端数が3の倍数で増えていく為、1円玉や5円玉が重宝されました。

そして1997年から5%時代に、2014年から8%時代へ、そして今年の10月に10%へ値上がりが実施されます。

日本の消費税の使い道

そもそも消費税って何に使われているんだろう、実は消費税は「消費税」と「地方消費税」に分類されていて、今回の値上げも

・消費税:6.3%⇒7.8%
・地方消費税:1.7%⇒2.2%
合計:10%

という内訳になっています。それぞれ今回の値上げの際に、使いみちの明確化もされており、下図のとおり社会保障4経費(年金、医療、介護、少子化)、社会保障財源化(地方消費税交付金)に使われるとされています。

消費税が高い国とメリットそのメリットについて

少子高齢化の波を受けて、年金・医療・医療は徴収する額よりも支給する額の方が多くなっているため(=いわゆる財政難・赤字のお話)、税による補填が安定している”消費税”によってこれらの不足分を補うことが最適というわけです。

また、保育に関しては、同時期の2019年10月より保育園の保育料が無償化(3歳から5歳の全ての子)も決定し、ここ数年で対策を続けている保育士さんへの報酬(待遇面の改善)にも投資がされるものと思われます。

スウェーデンは消費税25%

10%って高すぎるよ!!!そう思ったあなた、じつは世界を見回すと25%超えの国が3カ国もあるんです。その一つがスウェーデン。

⇒世界の消費税:152カ国

また消費税の他にもとにかく税金が高くその負担率は50%以上とも言われています(日本は25%ほど)

消費税が高い国とメリットについて
出典:国民負担率の国際比較(OECD加盟35カ国-財務省)

その徴収税は

・大学までの教育費⇒無料。
・18歳以下の医療非⇒無料(成人も自己負担の上限制度あり)
・介護⇒ほぼ無料

といった具合に手厚い国民保証に活用されています。

日本の税金の使い道は公表されているのか?

消費税に関わらず大きな枠(カテゴリ)では公表されているものの、実際のところ市民から徴収された税金がどういった策に使われているのか、その詳細を知るすべはない。

※主に下記が大半を占めると言われています。
・社会保障
・国債費(いわゆる借金返済)
・公共事業関係費(道路・トンネル・海や川の整備・ゴミ)
・文教及び科学振興(主に学校教育)

選挙は税金を「誰に託すのかを決めるもの」とよく言われています。昔は選挙なんて興味がなくて行っていなかったけど、こんな視点で見ると政治にも少し興味が湧くのかなと思います。短いですが今日はここまで。