暑い日が続きますが・・・挿し木の季節がやってまいりました!!育ち過ぎた余分な枝を剪定するついでに、挿し木で子孫を増やします。

挿し木の成功率

まず、今までに行った我が家の植物たちですが、結果は以下のとおり(経験値からの主観)です。フェイジョアは成功しにくく、過去に数本しか成功してませんが・・・今年はたくさん成功たいです。。

成功度:★★★

 ・シルバープリペット
 ・ハクチョウゲ
 ・洋ツゲ
 ・カポック

成功度:★★☆

 ・シラカシ
 ・ソヨゴ

成功度:★☆☆

 ・フェイジョア

挿し木の仕方

01.水揚げ

カットしたあとに水を十分に吸わせます(水揚げ)。この際カット面は斜めか楔(くさび)形にして、2−3cm程度表皮を切れ味の良い選定ハサミ等で剥いておきます。カッター等でも良いようです↓↓↓

フェイジョアの挿し木

水は水道水に半日〜1日程度に浸しますが、その際にメデネールがあれば水溶液を使用します。なお、水揚げはできるだけ長く長いほうが成功するような気がします。

ちなみに、私はお昼に作業したら、そのまま翌朝まで日陰・または室内で水揚げします。今回はついでに伸びすぎたシルバープリペットや洋ツゲも挿し木します。今回は全部で50本以上ありますが、20本ほど成功すれば良いほうでしょうか。

フェイジョアの挿し木

02.土に刺す

そのまんまですが土に刺します。用土は挿し木用の用土でも良いですし、赤玉土・パーライトなど混ぜた無菌の土を用意します。栄養剤入のものは絶対に禁止です。また、挿し穂用の小さなカップに突き刺しても良いですが、大きな容器にブスっと深く差し込んだほうが、水分の乾きも防げますし成功率が高いような気もします。土は余分に使いますが・・・・

また、その際に挿し穂の先端に粉末のルートン(発根促進剤)をちょんちょんとつけてから用土に指します。

以前はメデネールのみの使用でしたが、発根作用はルートンのほうが高いようで、水揚げ=メデネール、発根促進=ルートンという形のは業者の方も行っている方法とのこと。

内容量は15gしか入ってないと思いきや・・使ってみるとなかなか減りません・・これ実は3年ものです。

フェイジョアの挿し木 ルートン

使い方↓↓↓

フェイジョアの挿し木 ルートン

03.日陰で放置

フェイジョアの挿し木

できたのが上記の挿し木達・・・風通しも良くする必要があるのですが、鉢がないのでだいぶ集合団地っぽくなってますが、そこはご愛嬌(笑)

乾燥させてはいけないので水やりを毎日欠かさずに行います。この際も上記に上げたように、土が多いと保水性も良いのですぐカラカラにはなりません。

きちんと発根しているか様子が気になるところですが、我慢して一ヶ月ほど様子を見ます。途中葉が枯れてしまったものは失敗品なので捨ててしまいましょう。逆に1-2数週間経っても枯れていない場合は比較的成功の兆しがあるサインです。ここまでは通常の箚しきと一緒ですね。

尚、成功率が元々高い植物は、葉を半分に切らなくてもきちんと発根します(その後の見栄えのために葉をとっておきたい場合等はわざと残します)、シルバープリペットなどは発根率が高いのでそれほど葉をむしらなくても良いです。

成功率が低い植物は余分な栄養が葉にいかないように葉を2−3枚のみに残し、更に葉を半分ほど切っておきましょう。フェイジョアはきちんと行いました。

99.フェイジョアの場合(特例)

気温が温かいほうが発根率はあがるのですが、フェイジョアは猛暑でだれてしまい、発根する前に腐ってしまうことが多いです。今季は35度を超える日が続いているので、室内のなるべく光の当たる場所で様子を見ることに。きちんと発根しますように。経過観察またアップしますのでたまに覗きに来てください。